祝!! ZARD デビュー記念日

Good-bye My Loneliness

Good-bye My Loneliness


今日は1991年にZARD としてデビューされてから、今日までの22年間、坂井さんは独創的Jーポップのトップランナーとして、新たな境地を切り開いて行くことになるその記念日です。


実は私はこの野生味溢れるジャケが一番好きで、いつ見ても痺れてしまいます。まさに当時のロックバンドのイメージ。射るような鋭い眼差しで髪を後に束ね、確か寺尾広さんから借りた革ジャンをラフに羽織ったお姿は、一発で脳裏に焼き付いてしまいました(笑)。


(デビューされてから今日まで10年間違えていました。恥ずかしい。)

坂井泉水さん、誕生日おめでとう!!

今日は坂井泉水さんの誕生日ですね。私は心からおめでとう!!と言いたいです。


なぜなら私の心の中では坂井さんは永遠に生きておられる不滅の存在なのですから。


今日、東京は雪だそうです。Happy White Birthday、何かカッコいいな。


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日記追記


昨夜は坂井さんのお誕生日記念としてせっかくWEZARDから素敵なプレゼントがあったのに、日記のコメントではoy-miyuさんのメッセージの一部を記載しただけにとどまってしまいました。反省しております(実はこんな生活でも(笑)メチャ眠くてアタマが働かなかったんですよ。)。
そこで、少し追記させていただくことにしました。


まず、WEZARDの該当部分を記録として転載しておきます。


さらに、命日にあたる5月27日に開催の中野サンプラザ会場には、坂井泉水への献花台も設置されます。献花と言えば、毎年命日には2,000人を超える人が全国から集まり、彼女を偲んでいます。今年はファンにとって、献花と同時にフィルム・コンサートを通してZARDの残した作品に触れる7回忌にふさわしい特別な一日になることでしょう。

【 開催概要 】

5月25日(土) 大阪・堂島リバーフォーラム
① 14:30開場 / 15:00開演
② 17:30開場 / 18:00開演

5月27日(月)東京・中野サンプラザホール
① 15:30開場 / 16:00開演
② 18:30開場 / 19:00開演

《前売りチケット》 ¥3,000- (税込) 〜全席自由席となります。
《チケット発売》 Mobile FC “WEZARD”有料会員先行発売 2月6日(水) 13:00〜2月18日(月)
Musing 先行発売 2月20日(水)〜3月4日
一般発売 4月20日(土)〜
《問合せ先》 大阪:サウンドリエーター 06-6357-4400
東京:H.I.P. 03-3475-9999


この2時間、実質⒈ 5時間程度ではバンド演奏は無理ですね。だから「フィルム・コンサート」と言っているのかもしれませんが、7回忌なのにちょっと寂しいです。


以下はどれも実質的に同じと思いますが、一応追加しておきます。


BARKS

http://www.barks.jp/news/?id=1000087164


ナタリー

http://natalie.mu/music/news/84367


eXcite

http://a.excite.co.jp/News/entertainment/20130206/E1360074399335.html

幸さんのリンク集+α

幸さんが書き込んでくださったリンクです。コメント欄では生リンクでは無くコピペが必要で面倒なので、記事本文として再掲しました。

星の王子様との関連:
http://6713.teacup.com/zard/bbs/t14/l50

啄木ワールド:
http://6713.teacup.com/zard/bbs/t17/l50

坂井さんとリルケ
http://6713.teacup.com/zard/bbs/t9/l50

坂井さんとリルケ其の二:
http://6713.teacup.com/zard/bbs/t13/l50

http://d.hatena.ne.jp/moon2/20130123


岩館ワールドとの接点:
http://6713.teacup.com/zard/bbs/t11/l50
(追加)


また、「岩館真理子」あるいは「遠い星を数えて」で「日記」を検索してみました。ダブリがあると思いますが、幸さんの分と合わせるとそれはそれはもの凄い量で、今更ながらビックリしましたよ(笑)。


2009-07-03 遠い星を数えて

http://d.hatena.ne.jp/moon2/20090703


2009-06-29 WEZRD vol.44

http://d.hatena.ne.jp/moon2/20090629


2009-08-11 シークレット・トラック〜坂井さんからの秘かな贈り物

http://d.hatena.ne.jp/moon2/20090811
2009-03-25 2007.7.4「Newsweek 日本版」)

http://d.hatena.ne.jp/moon2/20090325

吉田堅治さんのこと

吉田堅治?だれ、それ?というのがほとんどの人の反応でしょう。日本ではまだまだ無名の存在ですから。検索してもあまりヒットしませんでしたが、この「日記」がヒットしたのには私自身ビックリしました(笑)。すっかり忘れていましたよ(笑)。


まず、その「魂の画家 吉田堅治さんの個展」という「日記」を読んでください。読んでいただかないと吉田堅治さんについて同じことを繰り返さなければならないので、よろしくお願いします。

http://d.hatena.ne.jp/moon2/20110728


「日記」には書きませんでしたが、吉田画伯の娘さんが私の友人で、鎌倉の展覧会に招待されたのです。


「吉田堅治」で検索すると、展覧会が各地で開かれていることがわかりました。今後の予定は残念ながらわかりませんでした。もし近場で展覧会があれば是非行ってみてください。

希望

病気や失業、老いなどに苦しんでいる人は多いと思いますが、心が挫けそうになる時、指針になる言葉があります。「希望」。


偉そうに言いましたが、これは私ではなくフランクルの言葉で、坂井泉水さんも読んでおられたフランクルの不朽の名著、「夜と霧」の最も重要なメッセージです。「夜と霧」とフランクルについては以前日記に書いたことがあるので、ご参照ください。

http://d.hatena.ne.jp/moon2/20100815


「希望」が挫けそうになる時になぜ指針になるのか、そんな言葉はお題目だと考える人もいるでしょう。
違うのです。最近「希望」の背景にある考え方を知りましたので、少しご紹介してみたいと思います。


「誰か、あるいは何かがあなたを待っている」ということ、それが「希望」の源だ、と。


「私を待っている人達が居る。」あるいは「何か(私でなければ実現できないこと、自分がやりたかったこと)が私を待っている。」。そしてそれを心に常に持つこと。それなら挫けそうになっている人の多くに当てはまるのではないでしょうか。また、特に挫けそうになっていなくても、希望は励ましになるでしょう。


そう言えば、「誰かが待ってる」というZARDの歌がありましたね。その歌とはおそらく無関係ですが、(闘病中もそうでない時も)坂井さんもファン(人)が待っている、またスタッフの期待(何か)に応えなければという使命感が、ライブや創作への情熱の原動力になっていたような気がします。

坂井泉水さんと「愛のコリーダ」

ZARDファンなら「愛のコリーダ」と聞いてピンとくる方も居られると思います。坂井泉水さんが音楽の道を目指す一つのキッカケになった曲ですから。


引っ込み思案だった坂井さんは中学の終わり頃、洋楽に興味を持ち始め、クインシー・ジョーンズの「愛のコリーダ」やブロンディーの「Call me」などを聴き、そんな自分が音楽で変われるかもしれないと思えるようになった。
ZARDワールドへようこそ」のデビューまで ヴォーカリストへの夢

http://www53.tok2.com/home2/RespectZARD/introduction/introduction3.html


最近(2025年1月15日)大島渚監督が亡くなったニュースを見ていて、「愛のコリーダ」が大島監督の映画作品であることを初めて知りました。そして、テーマ曲が1981年Quincy Jonesクインシー・ジョーンズ トランペット)の大ヒット曲だということも(坂井さんは曲がヒットした81年当時14歳です。)。


この曲をご存じの方は多いと思いますが、私は全く知りませんでした。しかしyoutubeで聴いてみると、私でも耳にしたことがあったほどだったので、大ヒット曲なんだろうと思いました。良い曲ですね。


映画も観たことはありませんが、世間を震撼させた猟奇的な殺人事件「阿部定事件」を題材にしたそうなので、あまり観る気が起きません。


愛のコリーダ」という言葉を目にしたのでちょっと書いてみました。

坂井泉水さんの美意識について (その2)

(1)まず、坂井さんの美に関連する言葉をご紹介します(他にもあるかもしれません。)。


★絶望(despair)
実は私はこの言葉にとてもアートを感じます。絶望の淵にいる時「美」が生まれるのではないでしょうか……。


★一瞬(moment)
形に残らないから愛しいのかなと思います。
Music Freak Magazine vol.75, 2001/2


前者は、絶望の果てにあってこそ、光が差し込んでくる。全ての望みが絶たれた時、美が生まれる、ということでしょう。

実は私も若い頃、病気でもう助からないと思った時、世界が輝いて見えた経験があるので、良くわかる気がします。
http://d.hatena.ne.jp/moon2/20091209


後者(一瞬というのは形に残らないから愛しい)例では、「お・も・ひ・で」の
♪まばたきをした 一瞬に思いだす あの都会(まち)
遠ざかる 大室山の夕暮れ 愛しき日々
が挙げられるでしょうか。「遠ざかる 大室山の夕暮れ」の中、まばたきした一瞬、主人公は都会を思い出します。でも、懐かしい都会の光景は余韻を残しつつもすぐに消えてしまいました。それが「愛しい」と。消えゆくものを愛しく思うことは日本人なら誰でもあることでしょう。「お・も・ひ・で」は懐かしさに満ちたポジティブな内容で、「愛しさ」に溢れた曲と言えると思います。


外国人だって消えゆくものを愛しく思うのでは?と思われる方も居られると思います。高階先生は別の論考で伊勢神宮と西洋のノートルダム聖堂の建て替えを比較して、伊勢神宮は20年に1回これまでと全く同じ用材、寸法で寸分違わず建て替えられる(式年遷宮)のですが、ノートルダムの方は19世紀の修復が加えられたものということが歴然としているのだ、と。下記は高階先生の論考を詳しく紹介してくれているので是非お読みください。

http://artworkaqua.blog.fc2.com/?no=24


これを読む限りでは、西洋人には壊していく古い建物を愛しむ感覚というものがないのでは?と思えます。もちろん、英国人始め西洋人は古いものを愛して大切に使うという文化的伝統を持っていますが、それは消えゆくものを愛しむという感情とは違うように思います。


一方、日本人が桜を好むのは、散っていく桜を惜しむ気持ちからだという話しはよく目にします。そのことをよく示している西行の有名な「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」という歌について、下記をご参照ください。「桜散りゆくように それが答えだと思う」という印象的なフレーズがあるZARDの「君とのふれあい」が出てこないのは不満ですが(笑)、少なくとも私はとても面白いと思いました。

http://s.ameblo.jp/shirokanedai5/entry-10249591883.html


以上から、消えゆくものを愛しむという感情は西洋人には乏しいけれど、日本人は強く持っていると結論付けることができると思います。


なお、ここで「愛しい」ですが、「大事にして、かわいがりたくなるさま(goo辞書)」(excite、Yahooもほぼ同じ)とされていますが、Weblio類語辞書では「相手に親愛の情や慈しみをもっている様子」と細かなニュアンスを伝えています。
http://thesaurus.weblio.jp/


この「愛しい」にある「親愛の情や慈しみ」は日本人の美意識の根底にあるものですから、「愛しさ」は坂井さんの美意識のベースの一つであって、日本人の美意識と坂井さんの美意識はしっかり繋がっていると言えるのではないでしょうか。


(2)次に、 歌詞からのアプローチを試みてみます。ところが、ドンピシャの歌詞の楽曲を見つけることは非常に困難だということがわかりました。考えてみれば、坂井さんが歌詞で「美しい」とか「綺麗だ」とか、ストレートに表現されることは稀で、もっと婉曲に、あるいは比喩のように暗示的に詞を作られるでしょうから、当然なのかもしれません。


その数少ない例外と言えるのが「ハートに火をつけて」と「pray」です(他にもあるかもしれません。)。


「ハートに火をつけて」では、
♪留まることのない時間
だからこそ いとおしい
と歌われます。


まず「留まることのない時間」は、有名な方丈記冒頭の「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」を連想させますが、このフレーズの無常觀、儚さ故に「いとおしい」のです。


次に「pray」ですが、
♪いつも変わりなく動き始める世界は
すべてがはかない
と強烈な無常観が表現されています。

ただし、歌詞を読んでいただければわかりますが、この歌は昔の回顧、「懐かしさ」の感覚がベースになって最後に夢が叶うという、救いのある歌になっています。



(3)次に、歌詞の語句の追究はとりあえずここまでにして、楽曲が(坂井さんの美意識に繋がる)「映像」を喚起するか、を見てみたいと思います。坂井さんはデモテープからまず映像を思い浮かべ、それを詞へと結晶させていくというプロセスをとられることが多いからです。


真っ先に私が思い浮かべたのが「永遠」の「キラキラとガラスの粉(かけら)になって」というところです。
このイメージには日本人の美意識の特徴である「小さなもの」への愛着が良く表れていてとても美しいと思います。


また、「明日を夢みて」の「僅かに木漏れ日が揺れる」というフレーズも美しく、とてもインパクトがあります。こうした細やかな表現は日本人の美意識に根ざしているのではないでしょうか。



(4)結論

以上から、坂井さんの美意識は確実に日本人の美意識に根ざしたものであると結論付けることができると思います。




実は、歌詞の調査はまだまだ不十分です。追加すべきものがあれば追加します。
皆さんもこれはという作品があれば、書き込んでください。
よろしくお願いします。


moon