夏を待つセイル(帆)のように (1)
「夏を待つセイル(帆)のように」のコメントを書くのがすっかり遅れてしまった。集中して時間が取れなかったこともあるが、坂井泉水さんが雑誌で言われたコメントの意図を測りかねているということもある。実はそれにまだ引っかかっているのだが、謎は謎でも良いじゃないかと思うことにした。まず基本的なことから書いてみよう。
- アーティスト: ZARD,坂井泉水,葉山たけし
- 出版社/メーカー: ビーグラム
- 発売日: 2005/04/20
- メディア: CD
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この2曲は両A面だ。今回で40枚目という多くのシングルを出してきたZARDにして、両A面は11thシングル「この愛に泳ぎ疲れても/Boy」(1994.2.2発売)1回しかなかったわけだから、かなり異例のことだ。たしかにどちらの曲もA面にふさわしい、ZARDらしい素晴らしい曲で、ひとつづつA面にして2回に分けてCD化することだって十分可能なのに、すごく贅沢なCDだと思う。
私はまず、「夏を待つセイル(帆)のように」というタイトルにシビレてしまった。タイトルを見ただけでアタマの中に爽やかな潮風が吹いて来る感じ。すごいよね。*1
そんな舞台が設定された上で曲が始まるから、ストリングスの壮大なイントロでは、自然に大海原のイメージが目に浮かんでくる。*2
次いで一転して、アコギの爪弾きになるが、これが実に軽やかで明るいんだよねぇ・・・。これは穏やかな大海原をゆったりと吹く風だ。壮大から軽快へと転換する曲の表情。鮮やかというほかない葉山たけしさんのアレンジだ。
(つづく)