ZARDの『胸キュン・ソング』

11/4(土)は、朝2時半に起床して車で大台ケ原へ行った。6時頃に着いたのだが、山頂付近の駐車場が既に8割がた埋まっていたのには驚いた。8時ごろから少し雲が出たが、だいたい好天で、4時間ほどの軽い山歩きを楽しんだ。


山頂近くでは紅葉もすっかり終わっていたが、山腹は谷の底まで赤、黄、緑に染まっていた。京都の寺の鮮やかな紅葉も良いが、山のこうした渋い紅葉もまた良いものだ。


数年前の夏に来たときは、たくさんの鹿を見ることができたが、今回はたった2頭だけ。鹿が増えすぎて木の皮(樹皮)を食べてしまうので、大量に木が枯れるほどになっているため、鹿が入れないようにしているようだ。以前は鬱蒼と木が茂っていた正木ヶ原は、伊勢湾台風で木が倒れ、明るくなったために鹿の好物の笹が育つようになり、鹿が増えて逆に餌が乏しくなり樹皮を食うようになって、枯れ木だけが残る原っぱになってしまった。自然というのは堅固に見えて、微妙なバランスの上に成り立っているんだなあと実感する。


当然、往復の車はZARD三昧。Golden Bestをリピートで聴いた。私の最も好きな曲のひとつ、「サヨナラは今もこの胸に居ます」を聴いているとき、「あ、これってZARDの『胸キュン・ソング』だな。」と思った。坂井泉水さんの声も、とびきり可愛らしく聞こえる。というより、そういう歌い方をしているのだろう。これまで何度も聴いているはずなのに、気がつかなかったよ(汗)。