本当の歌

書きたいことはあるのだが、最近忙しくてのびのびになってしまっている。坂井泉水さんが亡くなってもうすぐ1年半になるんだなあ。せめてそれまでにと思うのだが、どうも無理っぽい。今日はそれとは別の話だ。


富澤一誠さんのブログがあることを知った。富澤さんは去年の6月18日の「クローズアップ現代」で「ZARDは人々の伴走者だった」と言われたが、実に的確な表現だなと感心する。その時は思い至らなかったのだが、「人々」の中には私も含まれているということを今は強く感じる。坂井さんは私と一緒に走ってくれたのだし、これからもそうしてくださるだろう、と。http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2007/0706-4.html#top
http://d.hatena.ne.jp/moon2/20070618


クローズアップ現代」でも同じ趣旨のことを言われていたと思うが、富澤さんはブログでこう書いておられる。
岡林信康吉田拓郎尾崎豊ZARD、彼らの歌は紛れもなく“時代が必要とした歌”だったのです。時代が必要としたときに初めて“本当の歌”は生まれるのです。」http://tomisawaissei.blog72.fc2.com/blog-entry-31.html


ファンにとってZARDは唯一無二の存在だから、他のアーティストと並べようもないのだが(笑)、岡林信康吉田拓郎尾崎豊と同列に論じられるというのは客観的には凄いことだ。しかも、売上とかの観点ではなく、「本当の歌」として。音楽評論家の立場でここまで言いきるのは勇気が要るはずだが、これが富澤さんにとっての「正当な評価」ということなのだろう。坂井さんご存命中なら、さぞかし喜ばれただろうなあ・・・。


坂井さんが亡くなった直後の富澤さんのブログはこちら。http://tomisawaissei.blog72.fc2.com/blog-entry-24.html