アウトサイダー感情
昔「アウトサイダー」というベストセラー本があった。私はそこで語られたサルトル、ドストエフスキー、ゴッホ、ニーチェ、カミュらの思想や生き様から大きな影響を受けた。
- 作者: コリンウィルソン,中村保男
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1988/02/01
- メディア: 文庫
- 購入: 15人 クリック: 1,017回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
坂井泉水さんの歌詞の中にもそれと同質のアウトサイダー感情の表現を見出すことができる。「仲間の中に居ても孤独を感じていた(君がいたから)」、「一人で居るときの淋しさよりも二人で居る時の孤独の方が悲しい(マイ・フレンド)」、それに孤独という言葉こそないが、深い絶望感・孤独感に覆われた「眠り」など。
これらの曲はZARDのアルバム「Today is another day」に収められている。このアルバムを一番聴くことが多いのは、そんなところに理由があるのかも知れない。
なお、Outsider はカミュの傑作「異邦人」(etranger(エトランゼ))の英訳本のタイトルだから、ZARDとは異邦人つながりがあると言えるかも・・・(笑)。