新曲の罪なタイトル(笑)

2/22、ZARDの次のCDに収められる曲名が発表された。まだファンクラブ・サイトだけの発表なので、(既にオープン・シークレットになっているからほとんど無意味だが)一応控えておくけれど、この「・・・セイル・・・」というタイトルは素晴らしい。とても気に入った。

タイトルを目にしたとき、私は一瞬、ある絵を思い浮かべた。それは下から見上げるような構図で、ヨットの2〜3本のセイルが天に向かって三角に突き立っている絵である。いつ、どこで見たのか全く憶えていないし、その絵のことを思い出したこともなかったのだが、このタイトルによって忘れていた記憶の引き出しが突然開けられたのだ。

誰の絵だったのかも思い出せない。そういう構図でヨットなんかが描かれるのは、どんなに早くても印象派以後だと思うが、http://www.abcgallery.com/には見当たらないようだ。グーグルでも調べているのだが、残念ながらわからないでいる。

とにかくこのタイトルはとても絵画的、あるいは視覚的だ。5・7の12音節だけで、爽やかな風の光や空気の匂い、温度や湿度までもが運ばれてくる。さらに、そうした鮮烈な映像喚起力とともに、「夏を待つ」という5音節にこめられた「力」を予感させるところがすごい。

ホントにエキサイティングで、曲が待ち遠しくなる。坂井泉水さん、罪なタイトルをつけてくれるものだねぇ(笑)。