両A面ということ
ZARDの40枚目のシングルは、テレビのコナンの次のオープニングに決定した「星の輝きよ」と、コナンの映画「水平線上の陰謀(ストラテジー)」のエンディング曲の「両A面」だそうだ。
両A面というのは少しわかりにくい。どちらにもタイアップがついた場合、恐らくどちらか一方をB面にするわけにいかないというスポンサーへの配慮があるのだろうと想像する。*1
しかし、B面にタイアップが付くこともある。「この涙 星になれ」のB面の「お・も・ひ・で」は「チェンジ伊豆2000!」イメージソングであり、またテレビ朝日系「贅沢な休日」テーマソングだった。
また、今回と同様なケースなのだが、「運命のルーレット廻して」(テレビのコナンのオープニング)では、映画コナン「14番目の標的(ターゲット)」のエンディングだった「少女の頃に戻ったみたいに」はB面の扱いだった。
ということから、両A面というのはスポンサーへの配慮という理由だけではなさそうである。重要なことは、過去、両A面は11枚目のシングル「この愛に泳ぎ疲れても/Boy」(1994.2.2)1回だけしかないということだ。つまり、両方の曲にタイアップが付いても、両A面というのは相当レア・ケースだということになる。
過去1度の両A面。その前年には「負けないで」(1993.1.27)、「揺れる想い」(1993.5.19)という大ヒットを飛ばしたばかりの頃のことである。それを考えると、今回の両A面には会社の意思(=期待)を強く感じるのだ。*2
3年前、ZARD第2章がスタートした時は正直言って不安もあった。私の記憶が間違っていなければ、坂井泉水さん自身、背水の陣という言葉を口にした。*3
しかし、今回、コナンという恐らく現在考えられる最強のタイアップを得るに至った。もちろん、それは何もなしに転がり込んでくるものではない。昨年のライブの成功を始めとする努力の賜物だ。その努力を生かすために、
頑張ってください!ファイターとして(笑)!