星のかがやきよ

WEZARD vol.27(最新号)のインタビュー記事には、「星のかがやきよ」のことが出ているが、これとJ*Groove Magazine(J*GM)の5月号(最新号)の坂井泉水さんのインタビュー記事を併せて読んでみた。

ZARDの40枚目のシングルとなることについて、坂井さんは感慨深いことではあるが、音楽は数ではないと言っている。坂井さんがこだわるのはあくまでクォリティなのだ。

そして、40枚目はまだ「通過点」であるという言葉。これは何より嬉しかった。そしていつの間にか、終着点を意識しながら走っている自分に気付いてハッとした。これはいかん(汗)。

名探偵コナンのオープニング(4/18からテレビでオンエア)となる「星のかがやきよ」は、子供の頃の夢や純粋な気持ちを、悠久の星のかがやきのように、変わらずに持ちつづけて欲しいというメッセージと、母なる星のようにそれを見守る思いがこめられたタイトルのようだ。童謡のような覚え易い歌詞でありながら深い表現を目指したと言うことで、これも非常に嬉しい。テレビを見ながら母子が共に歌えるなんて最高だね。

ただ、私はJ*GMに出てくる「シュールな感情」という坂井さんの言葉がよくわからなかった。シュールと言えば「無意識」の働きに注目したシュールレアリズムのことしか思い浮かばず、ダリの(嫌いじゃないが)奇妙な絵とかを連想してしまうのだが(笑)。
ググッてみると、下のサイトがあった。
http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/10minnw/012sur.html
どうやら、無意識とは関係なく、屈折した非日常的な感情といったような意味なのだろうね。

坂井さんは、スピリチュアルであり続けたいとも言っている。別の個所で言っている「純粋な気持ち」に通じるものだろうと思うが、きっとこれは坂井さんがデビュー以来一貫して持ちつづけてきたものなのだろう。ZARDの重要なモチーフ、あるいは創作活動の原点のひとつであるのかもしれない。

とくに最近の坂井さんの歌詞には、多忙な日常の中に置き去りにされがちな大切な何かを思い出させてくれるものがある。その語りかけは坂井さんの心でもあって、それが聴き手の心に響いてくる。もちろん、こちら側でも素直な「感性の扉」を開いていないとダメなんだろうけど・・・。

きっと今度の曲もそうした坂井さんとの心の響き合いを感じることができるに違いないと思うと、今からゾクゾクするね(笑)。う〜ん、やっぱりZARDは良いよなあ。なんて、聴く前から感動してどうする(笑)。