ZARDのアルバムをフラゲ

今日、ZARDのニュー・アルバム「君とのDistance」をフラゲした。
すごく完成度が高い傑作アルバムだと思う。

まずアルバム全体の印象として私が感じたのは力強さ、勢いである。それはたぶん、迷いがないからだ。

坂井さんは「妥協なく」作ったと言われているが、その言葉通りしっかりと作りこまれたそれぞれの曲からは、坂井さんの自らの音楽に対する確信が感じられる気がする。それはライブの成功の自信やファンとの一体感から得られたものから来るところが多いのかも知れない。「これが今のZARDの音楽です。聴いてください。」。そんな坂井さんの自信に満ちたメッセージが聞えてくるような、そんなアルバムだ。

楽曲は非常に多様性に富んでいるのだが、それにもかかわらず統一感がある。それが素晴らしいのだ。色彩を多用すると破綻し易い。バラバラでもなくモノトーン的な単調さもないというのは、実は大変なことだと思う。いささかオーバーかも知れないが、私はビートルズの最高傑作アルバム「サージャント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を連想してしまった。

また、斬新なサウンドの中にふと懐かしいサウンドが顔をのぞかせるといったところがあって、ZARDの基本線と新しさがうまくミックスされている。新しい試みの曲も、突出したエキセントリックな感じを与えない。

それに、とどめは坂井泉水さんの時には力強い、時には心に染みる歌声！サイコーです。

「君とのふれあい」、「セパレート・ウェイズ」。当面はまりそうな予感(笑)。