ジョン・レノン・ミュージアム 2

かなり長い間、私にとってオノ・ヨーコは「悪役」だった。彼女こそ、ビートルズのメンバー間に不和をもたらし、解散に追い込んだ張本人というわけだ。それはあながち的外れではないとは思うが、彼女が居なければ「イマジン」も生まれなかったことは間違いないのだし、展示を見ればジョンに対する彼女の影響力の強烈さがよくわかる。


もちろん私は彼らの「ベッド・イン」は知っていたけれど、一緒に袋に入るbagism(バギズム)の意味するもの(人種的、宗教的、政治的な偏見や暴力への抗議だと私は思う)は今回の展示で初めて知った。これも収穫のひとつだ。結局のところ、ビートルズとジョンがその人に与えた影響のどちらが大きいかで、オノ・ヨーコに対する見方が変わってくるように思う。


War is over, if you want it.


そうそう、展示品の中にジョンの丸縁のメガネがあった。それがカッコよくてねぇ(笑)。私も似たようなメガネを探して、かけていた時期があったことを思い出して苦笑してしまった。坂井泉水さんもメガネをいろいろ持っておられるらしいけど、丸メガネはあるのかな(笑)。似合うと思うんだが・・・、私とは違って。


展示を見ていると色々な思いが湧いてきて、あっという間に時間が過ぎてしまった。私はあまりビートルズ以後のジョンのアルバムを聴いていない。実は「Mind games」だってZARDの同名の曲が出た時買ったくらいで(笑)。もっと聴いて、またゆっくり来たいなあ、と思いつつ、ジョン・レノンミュージアムを後にした。小雨が降り始めていた。


参考サイト
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/john-lennon-yoko-ono.htm