MELODIES

9/20発売の織田哲郎さんのアルバム「MELODIES」を買った。

MELODIES

MELODIES

坂井泉水さんの作詞の曲では「負けないで」、「突然」、「この愛に泳ぎ疲れても」の3曲が収録されている。


第一曲目の「負けないで」を聴いたときの第一印象は、「何だ?この脱力感は・・・。」だった(笑)。ZARDの元気ハツラツの「負けないで」とは対照的なのだ。他の曲も聴いていくと、この、力を抜いた感じというのは全てに共通していることがわかる。といって、決して手を抜いたのではないよ(笑)。むしろ、アレンジは非常に凝ったものだ。


織田さんといえばJPOPの代表的作曲家だし、このアルバムのオリジナルはJPOPばかりだから、このアルバムもJPOPかと思うと全然違うんだなー、これが(笑)。フォルクローレ風あり、ボサノバ風あり。「この愛に泳ぎ疲れても」はバンドネオンという楽器が使われていてタンゴ風。アルバム全体にラテン・テイストがかなり強いが、決して激しくない。あくまで脱力系(笑)。ドラムスも控えめにしか使われていないし(全く使っていない曲も多い)、ロックでは全くない。


このアルバムを聴いていて、私は昔聴いたアントニオ・カルロス・ジョビンとかアストラッド・ジルベルトのボサノバを思い出していた。私はどうもラテンの激しい曲は苦手だが、こういった穏やかな曲は嫌いじゃない。


アルバム全体の印象を一言で言えばアダルトな雰囲気。夜、一人ゆったりと椅子にもたれて、酒かコーヒーでも飲みながら聴くアルバムだ。ZARDのように(とくに昼間の)ドライブにピッタリ、というワケにはいかないな(笑)。


全曲に織田さんの興味深いコメントが付いているのだが、「負けないで」については、
この曲によって力をもらった、と言ってくれる人々がいる事、今でも色々な場面でこの曲を流していただける事、すべて坂井泉水さんのおかげである。感謝。
とあった。


収録曲とオリジナルのアーティストは以下のとおり。
1. 負けないで(ZARD)
2. シーズン・イン・ザ・サン(TUBE)
3. ボクの背中には羽根があるKinki Kids)
4. 愛のために。(上戸彩)
5. 碧いうさぎ(酒井法子)
6. 突然(FIELD OF VIEW)
7. 世界中の誰よりきっと(中山美穂WANDS)
8. この愛に泳ぎ疲れても(ZARD)
9. Anniversary(Kinki Kids)
10. 世界が終るまでは…(WANDS)
11. 恋心(相川七瀬)
12.このまま君だけを奪い去りたい(DEEN)


専用のプレーヤーをDL(無償)する必要があるが、下記のサイトで全曲試聴できる。
http://www.oricondd.com/atrac/package/index.php?itemcd=669299&samecd=1

ほー、あの曲がこんな風になるのかと驚くだろう。とくに「恋心」のイントロには度肝を抜かれた(笑)。中身はフォルクローレなんだけどね(汗)。