激しさと優しさと

今、渋谷Bunkamuraで「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」が開催されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/modi/
http://www.bunkamura.co.jp/shokai/museum/lineup/07_modigliani/index.html


モディリアーニって奥さんが居たのか。その奥さん、ジャンヌの写真や自画像を見ると、その目の激しさに驚かされるが、モディリアーニの死後、後追い自殺したのか・・・。ずいぶん激しい人生だったんだなあ。


私も好きだが、坂井泉水さんもモディリアーニが好きだったななどと思うと、やっぱり行っておかなくちゃという気になるが、ちと渋谷は遠すぎだ。他の場所でも予定はないかと調べると、幸い関西でも大丸ミュージアム・梅田で開催(8月29日→9月24日)されることがわかった。
http://www.shinchosha.co.jp/geishin/200705/tok.html


その後、以前から行きたかったアサヒビール大山崎山荘に行った。
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/index.html


そして、何とそこでジャンヌに出会ったのだ。


大山崎山荘の見物は建築、庭、それに美術品で、それぞれとても見ごたえがあって良かった。楓の多い雨上がりの新緑の庭は苔も美しく、すがすがしかった。多分ここは紅葉の隠れた名所じゃないだろうか。


安藤忠雄設計の美術館新館の入り口扉を開けると、いきなり正面にモディリアーニの描いたジャンヌの肖像が!全く予想もしていなかったことで驚いた。ジャンヌは首を少し傾け、吸い込まれそうな青い虚ろな瞳をした典型的なモディリアーニの女性として描かれていた。


そこには「激しさ」はなく、優しさだけがあった。この「落差」は何なのか。
やっぱり「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」に行かねばなるまい(笑)。