ZARD FOREVER!(5)

2007.9.7 ZARD追悼ライブ "What a beautiful memory"の記録は今日で完結です。
例によってネタバレ満載なので、ご注意ください。


サポメンが退場してしまってからも、会場の拍手(クラップ)は鳴り止まない。


やがて「Oh my love」が始まったが、その映像には、あっと驚いた。今回のライブでは、「あなたに帰りたい」、「Don't you see!」、それに曲名は憶えていないが、坂井泉水さんが海外ロケでトレーニングウェアでジョギングしているところの映像が特に印象に残ったが、衝撃度という点ではこの「Oh my love」断トツだった。


坂井さんはジーンズのショートパンツという姿で歌っているのだ。もう卒倒しそうなくらい。ショートパンツ姿でテレビ出演したこともあったから、見るのは初めてではないはずなのに、とても眩しく見えたのはジーンズのせいか。
恐らくこの映像は、ミュージックステーションでの追悼コーナーで「負けないで」とともに少しだけオンエアされた「Oh my love」、坂井さんがテレビ朝日の照明を気に入って撮らせてもらったという映像の全曲版だろうと思うが、オンエア版ではショートパンツは見せなかったように思う。


次のMCでは、残された夥しい数の詞作のノートの映像が写されたが、野田さんはその作品数を300と言ったように思う。しかし、後で考えるとどうもおかしい。坂井さんは曲に合わせて歌詞を作るのが普通だから、曲がないのにそんなに詞が作品として残っているはずはないのではなかろうか。私の聞き違いだったのかもしれない。


そしていよいよ「グロリアス マインド」の紹介だ。たぶん、ほとんどの会場内のファンは前日のライブで「グロリアス マインド」が演奏されたことを知っていたのだろう、どよめきは起こらなかったが、大きな拍手が湧いた。そして、コナン主題歌として秋にリリースが予定されている、と。また大きな拍手。


演奏が始まった。初めて聴く「グロリアス マインド」。
♪おもいきり泣いたら 昨日までの事は全部忘れよう 


体調の悪化をおして、坂井さんが気力を振り絞って私たちに遺してくれた最後の録音。坂井さん、ありがとう。フルでなくても、その気持ちだけで十分ですよ・・・。涙が溢れてくる。


切なく憶えやすいサビ。それ以外は英語で、歌詞ができるまでの仮歌なのだろう。スクリーンで表示される英語を目で追うと、全体としてまとまりのある詞というよりフレーズの集まりのようだったが、内容的には日本語の部分ととくに違和感を感じるものはなかった。


ここで徳永暁人さんが紹介された。もちろん、曲は「永遠」。


そして最後の曲は「負けないで」葉山たけしさんが紹介され、演奏が始まると、会場は総立ちに。皆、夢中で大きくクラップしている。やっぱり、ライブはこうでなくちゃ。


「負けないで」が終わると、野田さんが皆で坂井さんに「ありがとう」を言いましょうと言ってくれた。そうだ、今日私はそれを言いにきたんだ。


最後に、サポメン全員がステージの最前列で横に並んで手をつなぎ、会場に向かって深々とおじぎをした。心暖まる良い光景だった。私たちはもちろん大きな拍手で応えた。


ライブ終了。これでやっとひとつの区切りが付いたような気持ちがしたが、それは同時に悲しみでもあった。私はそんな思いをかかえながら、席を立ち出口に向かって歩いて行った。



いよいよ明後日はライブ最終日。武道館に行かれる方、思う存分泣いて、感動して、追悼してきてくださいね。


追記
Golden Best 〜15th Anniversary〜がミリオン達成!

http://www.riaj.or.jp/data/others/gold/200708.html