doa 3、リリカルなロック

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doaの3rdアルバム、「doa 3」。40年前、アメリカのウェスト・コーストで生まれた水が、太平洋の反対側の日本に今湧き出した泉のような、とでも言ったら良いのだろうか。doaがリスペクトするCrosby, Stills, Nash & Young(CSNY, クロスビー、スティルス、ナッシュ アンド ヤング)やEaglesイーグルス)といった60年代後半から70年代のウェスト・コースト・ロックの伝統を受け継ぐ、派手さはないけど渋い、オーセンティックな(本物の)ロックだと思う。


doa 3」はdoaの持つ温かなリリシズム(叙情性)という特質が全編に溢れる素晴らしいアルバムになっていて、これを聴くと彼らのやりたい音楽、目指す方向、コンセプトがよくわかる気がする。私にとっては新しくもあり、懐かしくもあるサウンドだが、このようなアコースティック主体の叙情的なロックというのは、今の日本のミュージック・シーンではユニークな存在なのかもしれない。


特に気に入っているのは「心のリズム飛び散るバタフライ」、「地球の中で二人っきり」、「はるかぜ」、「One Love」。
お気に入り度断トツは大阪弁の「Route 26」。ドラマ主題歌なんかにピッタリすると思うんだが・・・。
そして「cactus」。これ、めちゃくちゃ渋い(短いけど)!


ZARDの音楽性とは全く違うけれど、私はdoa坂井泉水さんのコラボを密かに願っていた。ちょうど「果てしない夢を」みたいな良い感じになるんじゃないかと。しかし、本当に夢になってしまったね・・・。

http://www.gyao.jp/music/doa_3/
http://d-o-a.jp/
http://news.livedoor.com/article/detail/3334449/