「ZARD Request Best 〜beautiful memory〜」

今日発売のアルバム「ZARD Request Best 〜beautiful memory〜」を聴きながら書いている。これは単なるベスト盤じゃない。新鮮な刺激に満ちた、ある意味では奇跡的なCDだと思う。

初めてZARDを聴く人にとっては、通常のベスト盤のように坂井泉水さんの作品の素晴らしさ、幅の広さを感じることができるだろう。

ZARDを聴き始めたばかりの人は、いわゆるヒットソングだけでなくカップリング曲も多く入っているから、こんな良い曲がカップリングだなんて！と驚かれるかもしれない。

コアなファンはベスト盤というのをあまり評価しないものだが、このアルバムでは聴きなれた曲がリアレンジやリマスタによって新たな魅力が与えられていることに衝撃を感じるのではないだろうか。

さらにライブバージョンの楽曲の素晴らしさは予想を上回っていた。ライブの時の思いがリアルに甦ってくる。「少女の頃に戻ったみたいに」では不覚にも泣けてきてしまった。もちろん、ライブに参加できなかった人にも、ライブの素晴らしさが感じられるのではないかと思う。

それともうひとつ。曲順が工夫されているのだろう、聴きなれた曲がすごく新鮮に響くのだ。曲順というものがこれほど曲の味わいに影響するものかとあらためて感じいった。

曲の名前が書いてあるドアは以前と同じだが、ドアを開けて中に入ると未知の景色が見える。これはそんな新鮮な驚きに満ちた「ベスト盤」だ。こんなすごいアルバムってあるか？"What a beautiful miracle"だね。

CD2枚組み全30曲。DVDと初回盤特典のカレンダー付きで3,200円。カレンダーといってもオマケ的なチープ感は全く無い。これだけでも1000円くらいの価値があるんじゃないだろうか。

関連情報だが・・・。
オリコンデイリー1位
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/d/

ライブコンサート特設サイト"What a beautiful memory 2008"で神戸のツアーメンバーとインプレッションのページがアップされた。インプレッションて、こういうことだったんだね（笑）。
http://what-a-beautiful-memory.com/