「愛は暗闇の中で」CD ver.

WEZARDの一般サイトでも「愛は暗闇の中で」CDバージョンの試聴が可能になった。ただ、寺尾さんのライナーノーツは会員サイトでしか見ることができない。


寺尾さんによると、生前、坂井泉水さんは、この曲に新たに歌詞を4行書き加えており、その4行は上木彩矢さんが歌っているとのことだ。


試聴できるようになったのは上木さんが歌っている部分だから、坂井さんが追加した新たな歌詞ということになるが、私が聞き違えていないとすれば、その部分の歌詞は元々の坂井さんの歌詞にあるもので、新たな歌詞などではない。つまり単なるリピートだ。坂井さんがこれを新たに書き加えたと言うのだろうか?


もちろん、坂井さんがその部分をリピートしたいと考えらたということはあり得るだろう。でも、もしそうなら、元々の坂井さんの歌でリピートしたものを出して欲しかった。


あと、坂井さんの新たな歌詞が、今回試聴できる部分の後に出てくることも考えられないことはないけど、実際のところはどうなのかなあ・・・。


私は上木彩矢さんがZARDの歌を歌うことに反対しているわけじゃない。むしろ、上木彩矢として別にCDを出して歌うなら大賛成だ。しかし、上木さんに限らないが、坂井さんの「替わり」に歌って欲しいとは思わない。



追記(2008.3.9)


BEAR03さんのご指摘(コメント)でイヤホンで聴き直してみると、試聴部分は確かに坂井さんが歌っておられる。私のノートPCの貧弱なスピーカーでは、これが坂井さん???という感じにしか聞こえないのだ(汗)。恥ずかしい限りだが、この部分は完全に私の誤解だから、3/8の日記の最後のパラグラフ以外は無視していただきたい。


私は、坂井さん亡きあと、スタッフの皆さんが世に送り出したグロリアスマインドはもちろん、葉山たけしさんのニューアレンジも肯定的に受け止めた。しかし、今度の「愛は暗闇の中で」は、一部とは言ってもボーカル変更である。ZARD坂井泉水さんは一体だ。そして坂井さんは誰とも取替えのできないものなのだ。だから、私にとって坂井さん以外がボーカルになったらそれはもはやZARDではない。


私が危惧するのは、ここで歯止めをかけておかないと、この先どんなスタイルのものが出されてくるかわからないということだ。そして、「誰とも取替えのできない」坂井泉水さんのボーカルで成り立っているZARDという存在が徐々になし崩しにされ、別なものになってしまうのではないか・・・。これはアレンジ変更などとは全く別の次元のことだと思う。だから私はやむにやまれぬ気持ちで、あえて意思表示をした次第。