献花

今日、鳥井坂のBeingに献花に行った。麻布十番で降り、「だんだん畑」さんでカラーの白花を買った。
 どんな包装になさいますか?
 坂井泉水さんの献花用です。
 あれから1年ですか、あっという間ですね。
 そうですね・・・。実は、ある人からこのお店を紹介されて、私のブログにも書いたのですよ。
 そうですか。ありがとうございます。


この1年を短かったと感じる人は多いと思う。しかし、私にとってはとても長い1年だった。もの心がついてから一番長かった、the longest yearのような気さえする。もちろん、感じ方が人によって違うのは当然だし、私の場合、坂井さんが亡くなったことをはじめ、人生にそうはない大きなイベントが幾つも集中して起こった濃密な年だったから、そう感じるのだろう。


晴れて初夏の日差しが暑い。花を手にし、坂を上って行くにつれ、坂井さんへの思いから胸が苦しくなる。1年前の今ごろ、既に坂井さんは事故に遭われ、手当てを受けておられたんだな。言いたかったこと、やりたかったこと、一杯あっただろうな・・・。


献花台の前に立ったとき、ちょうど「翼を広げて」が流れていた。一瞬、坂井さんが翼を広げて大空を舞う鳥のように思えて堪らなかった。


献花後、備え付けのノートに坂井さんへのメッセージを書く。昼飯時で献花に訪れる人もポツリポツリという状況だったからゆっくり書けた。その後六本木駅に向かう。


明日は坂井さんの命日で、ZARD”What a beautiful memory 2008”ツアー最終日。少なくともしばらくはこうしたライブ開催は無いだろう。一期一会のようなつもりで坂井さんとの3時間の話をしてきたい。