リストランテ ソッフィオ訪問記(1)


20日の土曜日、念願のSoffioに行った。
ナビでも大体の場所しかわからず、すこし探し回らなければならないかなと思っていたが、住宅街の表通りに面していたので意外とあっさり見つかった。ただ、大きな看板もなく、周囲の景観に違和感なく溶け込んでいるので、イタリア国旗が掲げられていなければ通り過ぎてしまったかも知れない。地元のリピーターを狙うなら目立った外観など必要ないわけで、シャレていると思う。(写真は店のカード。ヨコは名刺大、タテは名刺より細身。)


昼をかなり過ぎていて、駐車場には車が2〜3台という状況だった。でも店内は半分近く席が埋まっていたので、地元客が多いということだろう。


ダイニングルームに通される。壁や天井はすべて白。皿もカップもすべて白と、徹底的な白へのこだわりが感じられる。アクセントはテーブルクロスのブルー。大きな窓からは明るい陽の光が溢れ、床はウッドで落ち着きと暖かさを演出している。そして壁に取り付けられた小型のBOSEの白いスピーカーから流れてくるのはJAZZ。清潔感溢れるスタイリッシュなシンプル・モダンの斬新なデザインだ。http://www.soffio.co.jp/design.html


このイメージ・コンセプトはどこから来たのかな。ZARDファンにとっては「白いTシャツ、ブルージーンズ」(「ハイヒール脱ぎ捨てて」)の歌詞や「SUN & STONE」のジャケがピンときて、坂井泉水さんのイメージそのものだろう。おそらくそれをベースに、白い壁と青い海、明るい陽の光という地中海のイメージへと広げていったのではないかと私は感じた(イタリアンだからといえばそれまでだけど、そういえば植込みにはオリーブの樹もあるな。)。
(お店で感じたままを書いたのだが、帰ってから調べたらちゃんと「南欧の海岸をイメージした空間」と書いてあった(汗)。http://r.gnavi.co.jp/e313500/


可愛らしさや豪華さ、重厚さを排除したシンプル・モダンは私の好みだが、白をベースにブルーでアクセントをつけるというのは、どこにでもあるようでどこにもないユニークな店舗デザインなのではないだろうか。


ただ、シンプル・モダンは冷たい感じがすることがあるので、ニッチ(壁を凹ませる造作)を入れたり、折上天井にしたり、間接照明を採り入れたりして暖かみを付けても良いんじゃないかな・・・。でもあえて余分な装飾性を取り去ったシンプルさにこだわったんだろうな、などと食事が出てくるまでの間ボンヤリ考えていた。


料理については次回・・・。