Music Freak Magazine1月号

Music Freak Magazine1月号の連載企画「Looking Back ZARD What a beautiful memory 2008」は、広島公演(2008.5.3)と松山公演(2008.5.4)である。広島は山口篤さん、村上風麻さんが、松山は徳永暁人さんと大薮拓さんが坂井泉水さんへのリスペクトが溢れたコメントを書いている。


山口さん、村上さんのコメントからはビッグステージでの無我夢中ぶりが伝わってくる(村上さんは広島が初参加だったそうだ。)。ライブを通してZARDが「凄いロックだったんだ」と気付き、「ロックなのに坂井さんの歌声に何か優しさを感じるせいか、すんなり歌詞が入って」きた、という村上さんのコメントが私には印象的だった。


徳永さんは出番が少ないだけに「一音入魂」の思いで演奏したという。私が行った他の会場での演奏からもそれは良くわかる。


大藪さんはマニュピュレーターの仕事を紹介してくれているが、拘ったのは曲と曲の間の無音の部分だという。確かに、無音部分には前曲のエネルギーが充満しているわけで、会場の空気を読みながら更に盛り上げるのか、沈静させるのか、そのために次の曲をどうスタートさせるかを瞬時に判断するのはレーサーのような緊張を伴う作業なのだろう。


「Looking Back ZARD・・・」の次のページは山口篤さんのインタビューだが、そこでも山口さんはZARDのツアーを振り返り、「すごい成長させていただきました」と言っている。


寺尾広さんのBluezzは大阪の坂井泉水展と羽田裕美さんのミニコンサートの潜入レポ?だ。書きぶりからすると、寺尾さんは坂井泉水展初参加なのだろうか。意外だなあ。
羽田さんは演奏前に必ず一呼吸するそうで、そうすると「周りの空気も全て静止させた様な状態」になるという。そして「体中の息を吐くかの如く、ピアノを奏でて」いくのだと。
演奏後、羽田さんに「坂井さんに届け〜って思いで一生懸命弾きました。」と言われ、寺尾さんは思わずグッときたそうだ。
これも必読だね。