ZARDデビュー13周年!

13年前の今日、ZARDのデビュー・シングル「Good-bye my loneliness」が発売された。その後の曲に表れるZARD的な要素が全部入ってる感じのZARDの原点となる名曲だと思う。私は「華やかな無常観」とでも言いたい気がするこの歌詞と曲調がたまらなく好きなんだな〜。
カップリングは「愛は暗闇の中で」。初期のZARDの指向する音楽性を示しているように思えるハード色の強い楽曲だ。ZARDの作品には、その後も時々ハード色の強い楽曲が登場するから、このカップリング曲もZARDミュージックの骨格をなす曲と位置付けることができると思う。
こうした原点がZARDにはあるということ。ZARDというと、明るく爽やかというイメージが強いのかも知れないが、そんな単純なプレゼンスで13年間も過酷なサバイバル・レースの世界のトップランナーであり続けることなどできるはずがないのである。
ファンは坂井泉水さんの詩によって世界が、いやむしろその裂け目が、自らをそっと開示するのを知っている。孤独と絶望の中にあって、癒しと励ましが。幸福のさなかに、いつかそれの終わることが。

もちろん、声、詩、楽曲、ルックスの全てが揃った稀なアーティストであるに違いないんだけど、このように長期間、人気を維持し続けるのは並大抵のことではない。人気に溺れず、努力を重ねているに違いないが、それを見せないところも凄いね。