武道館ライブの感想
武道館ライブ、本当に素晴らしかった。私は今回でZARDライブは4回目(初回大阪、神戸、名古屋、武道館)だから、感動に対する閾値、言い換えれば「耐性」もかなり高くなっているはずなのだが(笑)、それでも、正直に言うけれど、何度か感動でこみ上げてくるものを抑えることができなかった。
歌詞抜けが2ヶ所ほどあったけれど、そんなことはどうでも良いと思わせるほど充実した内容で、歌も声も坂井泉水さんの笑顔の輝きも、何もかもライブ・ツアーの締めくくりにふさわしい、望み得る最高のものがそこにあった。私にとっては文句なく、これまで最高のライブだった。
MCは、オープニングの「楽しんでいってください」という言い方自体が「自然体」で、「おぉーっ、今日は違うぞ!」と思わせるものだったが、その後も全く不安を感じさせない余裕と安定感があった。更に、今日が最後かと思うと寂しいといった趣旨の言葉や、スタッフやファンへの感謝も述べられ、これにも感動させられてしまった。
連続ライブで声の疲れが残ってないか少し心配していたのだが、始まってみるとそれは全く杞憂だった。後半で声に幾分かの疲れが感じられるときもあったが、それは喉の調子が悪いというのではなく、あの力強さでほとんど休みなく歌い続けたのだから、むしろ自然な疲労というべきだろうと思う*1。
曲と曲の間も空きすぎず、泉水さんは快調なテンポで飛ばしたが、バラードではテンポを揺らし、フレーズの前には全休止を入れて思い切り力をためて歌った。全身全霊をこめて言葉を一語一語噛みしめるように伝えようとする気迫が広い会場を圧倒した*2。
一方、アップテンポの曲はノリノリで、私の大好きな「Today is another day」では3〜4回も拳を上げて"Hooh!"をやってくれた。やっぱり、そうこなくちゃね(笑)。思わず「最高〜っ!」と叫んでしまった。隣の人にはやかましくて迷惑だったかも(汗)。
つづく