スタイルということ

ZARDの次のシングルも葉山たけしさんがアレンジするとのことだ。
http://www.hayamatakeshi.com/EasyBBS/index-1.html

アルバム「君とのDistance」が傑作だと思うのは、新しい試みをしていながらしっかりとZARDのスタイルを踏まえており、アルバム全体としてのまとまり(統一感)があって、個々の作品としてもそれぞれ完成度が高い(試行ではなく迷いがない)と感じるからだ。

それは、やはりアルバムの13曲中、7曲のアレンジを手がけた葉山さんの存在抜きには考えられないだろう。しっかりした芯のあるZARDという多面体を、ポップ感覚で自在に彫りこむと言ったら良いだろうか。時にはクサイな〜(笑)と思うこともないことはないのだが、これでどうだ〜!と勢いで吹っ飛ばしちゃう感じ(笑)。

優れた作家が独自の文体を持つように、優れたアーティストも独自のスタイルを持つ。というか、独自のスタイルを確立したアーティストしか時代を越えて生き残ることはできない。それは歌がうまいとか、そんな単純なことじゃない。

もちろん、新しいことへの試みもすごく大切だけど、ファンというのはそのスタイルに惹かれているとも言える。葉山さんはそのツボをよく理解してくれているような気がするんだな〜。何にしても、楽しみだね。