月に願いを

ZARDの「月に願いを」を聴いていたら、連れ合いが「クリスマス・タブローを思い出すわ。」と口をはさんだ。何年か前のクリスマスの頃、カトリック系の息子の学校で見た一種の聖劇で、聖書のある場面を劇にしたようなものだ。背景にはバロックのコーラスが使われていたから、それを思い出したんだろう。


私も「月に願いを」を試聴したときから、バッハのト長調メヌエットを合唱曲にすれば、こんな雰囲気になるんじゃなかろうかと思っていた。
http://www.geocities.jp/h_ikem/bachmn.htm


ZARDの曲の中でクラシックが使われている例は幾つかあるが、曲全体の感じがクラシック(この場合はバロック)を連想させるのは他にはないんじゃないかな・・・。3拍子の曲はたぶんこれが始めてだし、ユニークな試みだ。最初聴いたときは「ん?」な面もあったが、何回か聴くうち、アルバムの中にしっくりと馴染んできた。


「そういやあ、オレも幼稚園のとき、クリスマス・タブローやったぜ。カトリックだったからなー。ダブダブのワイシャツ着せられて四つんばいになってた。」
「何よ、それ(笑)。」
「『羊その1』さ(笑)。」