坂井さんの詞の力〜クローズアップ現代

クローズアップ現代」、良い内容だった。泣けてきた。でも、それは悲しみのせいだけじゃなくて、感動も入り混じった涙だったけど。


特に印象に残ったところを書いておく。登場したファンの方々の話はとても感動的だったが、あえて書かない。


まず、坂井さんが使っていたスタジオの赤い小さなグランドピアノ。 My Baby Grandってこれかあ、って思った。


倉田さんが「マスコミに出なかったのでイメージが固定されず、聴き手は歌を自分に引き寄せて捉えることができたし、長く活動できた。」みたいなことを言っていた。なるほどなあ、と思う。


富澤さんの「ZARDは人々の伴走者だった」。これは実に的確な表現だと思う。「だった」じゃなくて、これからもずーっとだけどね。
お互いに頑張ろうと声を掛け合う伴走者。だから、そのメッセージが人々の心に届いたのだと。
坂井さん、自分でも頑張ったよね。


また、最後に富澤さんは「これまでZARDの評価は定まっていなかったが、今回亡くなって初めて正当に評価されたのではないか。」という趣旨の発言をされた。ファンとしては、喜んで良いのか悲しむべきか複雑な心境だが・・・。


富澤さんの言葉は、ファンではない一般人からの「評価」と考えればわかり易い。CDの売上とかじゃなくて、そうした事実の背後にある真の「原因」は何だったのかということに、ファンでない人たちが今気づき始めたということを言っているのだと思う。


多くのファンがZARDの歌に励まされたという事実を、ファンでない人が知った。
坂井さんが亡くなったことがキッカケになったということが辛いけど。


「私は言葉を、詞を、大切にしてきました。」という坂井泉水さんの言葉。


坂井さんの「詞の力」に励まされた人たちが沢山居る。それに多くの人が気づいた。詞の力への評価、それが「正当な評価」ということなのだ。ファンにしてみれば自明のことだし、ZARDの魅力は詞だけじゃないけどね。


私はZARDが正当な評価を受けていないことを残念に思っていたし、実はそれがZARDのホームページを立ち上げた動機のひとつだったくらいだから、富澤さんの言葉は嬉しかったな。

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しょうちゃんさんへ
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