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ようやくMFMが手に入った。
ZARD関連は、まず前号から始まった追悼ライブ参加アーティストのコメントをシリーズで掲載する連載企画「Looking Back ZARD What a beautiful memory 2008」。前号の寺尾広さん、大賀好修さん、中村由利さんに続いて、今号ではパシフィコ横浜公演について古井弘人さんと岡本仁志さんが、仙台イズミティについて車谷啓介さんと岩井勇一郎さんがコメントしている。どのコメントにも思いが溢れていて、胸が熱くなる。坂井泉水さんにはもちろんだが、メンバーそれぞれにもあらためて「ありがとう」と言いたい。


また、プレーヤーのコメントとは別に、寺尾さんが横浜と仙台のサプライズ曲のこと、メンバー変更のことなど、それぞれの公演の舞台裏を少しだけ明かしてくれている。メンバーの人数が減った仙台からもCDの音の世界をライブで再現するために大藪拓さんの力が必要だったそうだ。
実はマニュピュレーターって何をしているのかと思っていたが(汗)、こういう縁の下の力持ちだったんだね。


次に、寺尾広さんの連載コラムBLUEZZ。今回は「歌うという表現方法」がテーマで、過剰に感情移入しないことが良いのだと言われている。お、これってZARDのことじゃん、と思いながら読んでいくとやっぱり・・・(笑)。


私は感情表現オーバーの歌手は苦手である。演歌が好きになれない理由のひとつはこんなところにもありそうだ(ジャニス・ジョップリンは好きだけど、それはジャニスの歌が演技ではなく魂の叫びだからだ。)。坂井さんの歌い方はサラリとして決して押し付けがましくない。だから聴き手は自由に感情移入できるのだろう。


ところで、坂井さんはその「封印」を破ったことがあるのだ。それは2004年ライブの「もっと近くで君の横顔見ていたい」である。封印を解かれた情念の力。その圧倒的な、恐ろしいまでの迫力には度肝を抜かれた。本当にあれは凄かったなあ・・・。


そして最後に羽田裕美さんのインタビュー。9月3日リリースされた2ndアルバム『かけがえのないもの 〜ZARD Piano Classics〜』についてである。実を言うと、私はこのアルバムに関心がなかったのである。1枚のミニアルバムと1stアルバムは持っていて、もういいかと感じていたのだが、このインタビューを読んで考えが変わってきた(笑)。http://hiromi-haneda.com/


ということで、今月号もファン必読の内容だと思う。