LAN奮戦記(その2)

naoya_708さんがコメントしてくれたように、ハードのメディアプレーヤーをかませればできるという見通しがたった。しかし、そういったハードが必要になるなどとは思いもよらず、DLNA対応のテレビをLANにつなげば簡単にHDDの画像ファイルを見ることができると思っている人は多いのではないだろうか。機器メーカーのサイトはこの「問題」に触れていないから、悩むか諦めるかするユーザーも多いだろう。


そもそもDLNAとは何かというと、正直言って私には未だによくわからないのである。PCとテレビやAVアンプをLANのネットワークで結ぶガイドラインらしいが、素人には敷居が高過ぎる。かなりの人は入り口でつまずくだろう。無関心なメーカーもあるし、メーカーサイドの説明努力不足もある。そんなことがせっかくのDLNAという便利なツールの普及の妨げになっている気がする。http://www.dlna.org/jp/consumer/home


とにかくわからないことだらけだが、素人の気楽さで開き直るとしよう(笑)。まず、前回の「環境」を補足する意味で、私が機種選定で重視した点を書いておこう。


◎1ギガビットLAN対応であること。
LAN機器(ハブ、ケーブル)およびNASは1ギガビット対応。Bフレッツ光が100メガだから、家庭内LANの1ギガは現時点では過剰品質かも知れないが、将来のことを考えて1ギガのネットワークにした(LANケーブルで言うとカテゴリー6)。
PCはテレビとの連携という点で東芝Qosmioも有力だったが、LAN(イーサネット)端子が100メガ対応だったので、1ギガ対応のLaVieCにした。約半年前、1ギガ対応のPCは意外に少なかったのだ。


DLNA対応であること。
DLNAに対応していれば、私の願いは簡単に実現できると思っていた(東芝REGZA 37Z3500を選んだのも、こうしたリンク機能が 優れていたからなのだが・・・。)。しかし、これはあくまで必要条件であって十分条件ではないのだ。
DLNAはサーバーとクライアントから構成される。サーバーはPCやNAS(ただし機種による)、クライアントはテレビやオーディオ機器である。クライアント機器はLAN端子を持ちDLNA対応仕様でなければならない(これは絶対条件)。NASはサーバーになるから、DLNAサーバー機能を持つものを選ぶ。


HDMIの端子があること。
LANでできなかった場合、これがあればPCのディスプレイと音声を大画面テレビで視聴できる。PCとテレビの両方に必要。


その他
REGZA 37Z3500はバッファローアイ・オー・データNASの特定の機種(たとえばバッファロー LS-H500GL)と組み合わせてそれに録画できる。これは大きなメリットだ。また、NASは通常のHDDとしても併用できるのでありがたい。
LS-H500GLはプリントサーバーにもなるという点にもメリットを感じたのだが、プリントサーバーとしてはレスポンスが悪く、どうも使い勝手がよろしくない。


(つづく)