武道館三回忌ライブ (7)

「あの微笑みを忘れないで」
私の席は1階の正面奥というあまり良くない席だったが、アリーナ前方や1階の席は良く見える。見た限りでは、スタンディングしている人はまだいなかったが、私は今回はこの曲でスタンディングすることに決めていたから、この曲で迷わず立ち上がった。すると驚いたことに、誰が合図したわけでも、大賀さんが煽ったわけでもなさそうなのに、武道館の2/3ほどの人が一斉に立ち上がったのだ。私が行ったこれまでのZARDライブでは立ち上がるタイミングはかなりバラけていて、これほど多くの人が一斉に立ち上がったのは初めてのこと。そのみごとな光景は感動的でさえあった。
恐らくここでのスタンディングを想定してセットリスト組んだのだと思うが、ここまでキマルとは考えていなかったのではないか。さあ、この曲でプレーヤーとファンにスイッチが入ったぞ。


「Today is another day」
前にも書いたかもしれないが、この曲ほどライブを境にファンの見かたが変わった曲はないのではないだろうか。元々私はミディアムテンポの骨太のロックが好きだから、この曲も大好きだったのだが、話題になることが少なかったこの曲が2004年のライブで演奏された時は本当に驚いた。今ではライブの定番曲になったことが嬉しい。かなりのファンが2回の「Hoh!」の声を出し、エンジン全開だ。


「I'm in love」
ライブ初演の曲。実は私はこの曲のCDのバックコーラスに今ひとつなじめないものがあったのだが、ライブではそれが無く、「Today is another day」とは打って変わった疾走感に酔った。とてもライブ向きの曲だと思った。


(続く)