東京駅周辺のゆかりの地(3)

今日は一休み。ZARDにも坂井泉水さんにも関係のない番外編である。
せっかく日本橋界隈まで行って日銀だけというのも少しもったいない。渋谷、新宿のような雑踏や喧騒とは無縁の大人の街、過去と現在が入り混じる空間を「もっとゆっくり〜 歩こおぉ」というワケだ。

早く次のゆかりの地「明治生命館」に行きたいという気持ちはわかるが(笑)、ついでに行ってみてもよさそうなところを紹介するために撮ってきた写真が無駄になるので(笑)、もう少し待って欲しい。


(ちょっと寄り道:日本橋

まず、日本橋東海道の起点である。昔はこんなところだった。写真7は広重の有名な浮世絵。写真8は三越の前身「越後屋」で、真中に富士山が見える。江戸っ子自慢の風景だ。
 写真7
 写真8

ここに行くならメトロリンクの4番バス停(地下鉄三越前駅)で降りる。少し戻れば日本橋だ。
この橋には、「日本国道路元標」なるものがど真ん中に埋め込まれているが(写真9)、車道の中央なので危なくて近寄れない。しかし橋のたもとの三越寄りにレプリカがある(写真10)。
 写真9
 写真10


橋は今は首都高の下になってかわいそうだが、彫刻などが施されさすがに立派である(写真11。これはドラゴンではなく、想像上の動物、キリンだそうだ。キリンビールのあのキリンである。)。
 写真11

日本橋付近はかつての金融、商業の中心地で、築地の魚河岸も元々はここにあった(関東大震災後に移転)。日銀も江戸時代に金貨鋳造所の「金座」のあったところに建てられているのだそうだ(なお、日銀は内部見学ツアーもあり、行きたいと思うのだが、1週間以上前の予約が必要というのがネックでまだ行けていない。)。
日本橋を見物したら元の道を三越方面へ(写真12は日本橋から三越を見たところ。)。
 写真12

三越前のライオン(写真13。なおこのオバサンは私とは無関係。)を見ながら三井タワー方面へ。三越本店の中央には某有名彫刻家による巨大な天女像が鎮座している。私には装飾過剰な悪趣味としか思えないが、興味があれば立ち寄ってみても良いだろう。
 写真13



(ちょっと寄り道:三井タワー)
三井タワー入口の1階「アトリウム」では月曜18:30からクラシックの無料ミニコンサートをやっている。http://www.mitsuitower.jp/

三井記念美術館」は国宝6点を含む日本の古美術品を収蔵する良い美術館だが、ついでに見るには時間がかかり過ぎるだろう。ただ、ミュージアムショップは入館者でなくても無料で入れたと思う。http://www.mitsui-museum.jp/index2.html

三井タワーにある「千疋屋総本店日本橋店」で月曜19:00からやっている「世界のフルーツ食べ放題」はオススメ。ただし、予約受付開始と同時に電話もネットもつながらなくなるから、運がよければ、である。まるでZARDのコンサート並みだ(笑)。http://www.sembikiya.co.jp/index.php

三越側にある「三井本館」は日銀同様に重要文化財である(写真14)。荘重で重厚な外観は威圧的で、中で仕事しているようには見えないが、今でも三井住友銀行中央三井信託銀行が営業中だそうだ。重文だとうっかり改築もできないだろうから、オフィス環境としてはあまりヨロシクなさそう(笑)。私は中に入ったことはないが、ATMでも利用するなら堂々と(?)入れる。http://www.mitsuifudosan.co.jp/project/special/honkan/index.html
 写真14


(つづく)