山野楽器へ

2月12日(土)、つまり中野公演の翌々日に山野楽器「ZARD Eternal Voice キャンペーン」に行った。

(写真1)
入り口にはZARD20周年の大きな看板が作られていた。なお、手前のビニールはゴミ袋ではなくてカウンターの雨よけだから、誤解なきよう(笑)。

早速7階の「20th Anniversary ZARD 〜beautiful memory〜」会場へ直行し、ビデオ視聴の座席を確保した。上映まで少し時間があったので、販売コーナー行ってみると、2011年2月10日読売新聞朝刊の「ZARD 20th Year」の宣伝がパネルに入っていた。
(写真2)
私も新聞現物を持っているが、まだ写真化していないので撮影しておいた(写真撮影は原則禁止だが、これは問題なく店員さんの前で撮影できた。)。

ほどなくビデオの上映が始まった。ビデオはまず山野楽器のこれまでのZARD展を振り返り、「これからもサポートしていきます」というメッセージが表示された。これは嬉しかった。
ビデオの内容は、発売予定のDVD"What a beautiful memory"の2007から2009までを順に抜粋した内容だった。


上映ステージの右手には、「かけがえのないもの」と「Top Secret」の自筆原稿コピーが展示されていた。「Top Secret」ではSecreteと書いてあるのが微笑ましかった。「かけがえのないもの」については少し詳しく書いておきたい。


「かけがえのないもの」の自筆原稿についてはこれまで3回書いたことがある。最初と2回目はそれぞれ2008年西武池袋店と2009年高島屋新宿店でのZARD 坂井泉水展だが、展示された原稿は同じものなので西武の方を参照願いたい。http://d.hatena.ne.jp/moon2/20080429
3回目はWEZARD vol.50に掲載されたもので、西武のバージョンとは異なるものである。http://d.hatena.ne.jp/moon2/20101217


ところが、今回山野楽器で展示されたものは、そのどちらとも違う3つ目のバージョンなのだ。
まず原稿の日付は以下のとおり。
1.西武池袋店:3/24 3/26 Friday checkd 
2.WEZARD vol.50:3/24
3.山野楽器:4/15

このことから2→1→3の順序であることがわかる。つまり、この中では2のWEZARD vol.50バージョンが最も初期の原稿である。1の西武池袋店で展示されたものは書き込みなどが多く、坂井さんの推敲の跡が読み取れる。そして今回山野楽器で展示された3は、やや小さな丁寧な字で歌詞全文が書かれていて、最終版に近いものであることが窺われる。


ただ、「今蘇ってきたよ」の下に
    (甦)
と書かれていたり、
Oh...,so long long time
I give you everything
We__________________
と書かれた後から鉛筆で"I"と"We"を囲んだような円が書きこまれていて、まだ推敲を続けておられたことがわかる(なお、作品では「今甦ってきたよ」となった。)。


それと注目すべきは最終原稿に近いこの山野楽器バージョンにも「O-226」の記載があることだ。それも(西武池袋店バージョンでは左側最初の行に書かれていたように思うが)
O-226 <<かけがえのないもの>>
とタイトルの横に書いてある。つまり、これは気まぐれに挿入されたのではなく、重要な意味を持つ記述だと考えられるのである。もし、それが西武百貨店での展覧会の日記で私が推測したように、作品番号だとしたら、多くの未発表作品があることになるのだが・・・、さて(笑)?