Looking back and looking forward

今年もいよいよ残り少なくなった。

2004年を振り返ると、ZARDはアルバム「止まっていた時計が今動き出した」リリースに始まり、11回のライブ、シングル2枚に加えて森進一さんへの歌詞提供と、全速力で駆け抜けた1年だった。

なかでも、ライブは(これまでも書いたことだが)デビュー以来最大のチャレンジだったと思う。それは大成功で、坂井泉水さんの熱唱と、それによる感動は、その場に居合わせた者の胸に深く刻まれて、忘れられない思い出になっている。

このように非常に充実した活動内容だったと思うのだが、坂井さんは100点満点で65点くらいだと自己を評価している(WEZARD vol.26)。

この65点という数字にはいささか驚いた。自分の中ではいろいろな反省があるのだろうと思うが、私なら120点あげても良いと思えるくらいだ。何と目標の高い、自分に厳しい人なんだろう。それはそれで素晴らしいことだが、もう少し楽に考えても良いのではないかなあ、と私などは思ってしまう。

オフィシャル・サイトの扉のメッセージで、坂井さんは来年も妥協なき作品創りと新しい事への挑戦を言われている。ライブという大きな目標をやり遂げたことに安住することなく、また新たな目標に向かって挑戦するというのは凄いことだ。

挑戦し、評価するということは、具体的な目標があって初めて可能である。その「モノサシ」を最初に作っておき、結果をそれに照らして評価するわけだ。大事なのは目標設定をできるだけ具体的にすることである。恐らく坂井さんの中では、来年の目標がかなり明確に描かれているのだろう。

「案ずるより産むが易し」だったという趣旨のことも言われていたと思うが、anyhow try! とにかくやってみようということだろう。その気持ちで来年も今年に負けない活躍をして欲しいものである。われわれファンをハラハラさせるくらいに(笑)。